MARTINのエレアコで特に評判が良いのがサイドとバックにジリコテを使用したタイプです。
品番で言うと、GPC-13Eです。
抱えた時に下になる側がハイポジションまで楽に手が届くようにえぐられたデザイン、カッタウェイと言います。
所有しているD-28と比較してみました。
音はD(ドレッドノート)までは大きくありませんが
粘りのあるマーチン特有のサウンドです。
購入してよかったと思っています。
ギターの選び方
憧れているミュージシャンが使っているから
憧れだったブランドだから
好きな形
音
予算
これらのバランスです。
どの条件を一番にもっていくか、それは個人個人で違います。
音が好きか。。。自分にはそれが一番です。
それと同時進行で好きな形。。間違いなく、これもあります。
使ってみたい形、これも大切な要素です。
簡単に買い替えできる物じゃないからです。
購入当日
ちょっと見てみようかなとクロサワ楽器さんに入ってみました。
ウソです。この時点で購入する気満々です(;^_^A
ズラっと並んだ中でお目当てのGPC-13Eがありました。
ネットで見ていてこの形のMARTINを抱えて弾いてみたいと思ってました。
まずは憧れの好きなブランドでMARTINを選び、見た目でも判断しました。
いきなり試奏させていただく、ではなく、しばらくウロウロしてみると。。。。
迷ったのがPRS(ポールリードスミス)とMARTINです。
PRSの指板の鳥のインレイ装飾がカッコよかったので心が揺れました。
迷った二本です
どちらも試奏してみましたが、最終的にどちらが好きな音か。。。
以前からMARTINの粘りのある音が好きだったので決めました。
外見の話です。実は細かい事ですが、自分はボディの外側にあるツマミというかボタン、それがあるのが好きになれないんです。
意味はありません。好みの問題です。エレアコなのでボタンがついている方が普通です。テイラーも人気があるのは分かっていましたが、ツマミが。。。
細かいですね。
後々エフェクターを使い音を変化させてみたかったので、エレアコを狙っていました。
GPC-13Eの上位機種でGPC-16Eというタイプがあります
GPC-13Eはメキシコ製、16Eはアメリカ製。
どうしてもアメリカ製!という方は16Eですね。
ボディの外側、バインディングという名称ですが、13Eは白、16Eは黒です。
このあたりは好みなのですが、自分は白が好きです。
長いお付き合いになるので「音」の次、というか同時進行で「見た目」も自分には大切です。
という事でGPC-13Eに落ち着きました。
エレアコですから最初からマイクは内蔵です。
さらにチューナーも内蔵されていて、目線を落とせばチューニングできます。
迷ったもう一本
実はボディの外についているツマミが好きじゃないのですが、
テイラーにも惹かれていたのは事実です。
カッタウェイでは一番だと聞くからです。
アコギ各部の名称
■ヘッド
ネックの先の部分。このギターの場合MARTINのロゴが入ってます。
■ネック
手で握る部分です。厚みであったり、幅など、形は微妙に違います。
使っているうちに慣れていきますが、最初の握った感じも大切です。
試奏する時のチェックポイントの一つです。
■ボディ
そのままの意味です。ここで音が共鳴します。表面、側面、裏面、カタカナで言うと
トップ、サイド、バックです。
素材、材質によって音が変わり、値段も変わります。
■ペグ
カタカナだとペグですが、糸巻の事です。回してチューニングします。
チューニングは、このペグの精度と弦の巻き方で左右されます。
■ナット
弦を支える部分です。実はこのナットにも素材がいろいろとあります。
人工の練り物より牛骨の方が音が良いと聞きますが、
目隠しテストをすると自分には当てる自信はありません。
というかそんな方がほとんどだと思ってます。
■指板
カタカナで言うとフィンガーボードです。ネックに張り合わさった、指で弦を押す部分です。
このフィンガーボードにも色んな素材が使われています。
ローズウッド、エボニー、ハカランダなどがあり、最近のMARTINの指板は、高級機を除くと
セレクトハードウッドという名称が使われています。
■ポジションマーク
本来、押さえる位置の目安のためでしたが、雪柄、鳥、人の名前など今では装飾の要素も出てきています。
インレイ装飾、聞いた事ありますか?はめ込み細工をインレイと言います。
このフィンガーボードはアバロンのインレイがきれい
なにそれ???という感じですが
これはアバロン貝で、はめ込み細工を施された指板がきれいだという事です。
高級なギターだと職人さんが手作業でインレイ加工を施して、見るだけでも素敵なものがあります。
なかなか手が届きにくいお値段ですが。。。。
■フレット
指板に打たれた金属の事です。使用年月が長くなってくると擦り減ってしまうので
音階の精度が落ちてきます。打ち直しが必要になってきます。
弦楽器でフレットがないもので有名なのはバイオリン、ウッドベースなどです。
エレキベースだと、フレットが打ち込んであるものが多く、ないものはフレットレスベースという別名称で販売されています。
■トップ(表板)
ボディの表側の板をトップと言います。このトップの裏側には力木と呼ばれる骨組みが付いています。
ブレイシングという言葉、聞いた事がありますよね。
■ピックガード
ピックによって、トップが傷つかないように貼ってある板の事です。
クラシックギターにはついていませんよね。
昔、憂歌団というバンドがありました。ボーカルの木村充揮さんのアコギは
ピックガードが貼ってあったにもかかわらず、そこを飛び越えてピックが上下してる跡があって。。。
それはそれは、すごい事になってました。ピックガードの意味を成していません(笑)
ピックでギターを削っていた感じです。
大好きなバンドでした。
■バインディング
ボディの枠、トップとサイドの角を保護します。バインディングの色によって
ギターの見た目、表情が変わります。
■サウンド・ホール
音が出てくる穴です。この周りの飾りをロゼッタといいます。
■サドル
この白い部分をサドルと言います。
ナットと同じように素材は牛骨、人工の練り物などがあります。
弦高を変えたりする時はこのサドルを削ったりする事もあります。
が。。プロに任せた方がいいでしょう。
■ブリッジ
このサドルを載せる台をブリッジと言います。
■ブリッジ・ピン
弦をブリッジに固定するためのピン。
素材はプラスチック、木製、金属などがあります。
音の違いを詳しく説明している方もいますが、
自分には音の違いがよく分かりません。
画像のバックはジリコテという希少な材です。木目がしっかりあった方が好きな方には良い感じです。
■バック(裏板)
ボディの裏の板。音色に大きな影響を与える場所です。
使用する木材の音響効果、価値などで値段が跳ね上がります。
■サイド(側板)
ボディの厚みになる板です。
MARTINエレアコのお話からアコギのボディの名称まで話が飛んでしまいました(;^_^A
素敵なアコギに出会えますように(^^)